明智光秀が築城した城が「こんなに!?」という数なので紹介してみます part1

2020年NHK大河ドラマ「麒麟が来る」の主人公、明智光秀は築城の才もあったというのは知られた事実。

当時は城を設計することを「縄張り」といい、光秀はその縄張りの名手であり柔軟な発想の持ち主だったということです。

信長の安土城に先んじて作られた坂本城などは、安土城のプロトタイプではないかとまでいわれています。

では、明智光秀が建てた城とその概要、アクセスなどをご紹介しましょう♪


(こちらの画像は武将のイメージ画像です。明智光秀公像ではありませんのでご了承ください)

明知光秀の城「坂本城」

1571年琵琶湖の岸辺に位置する平城の坂本城築城に着手。

目的は朝倉・浅井勢の南下に備えて、京都の防衛を堅固にするためだったのではと推定されています。

琵琶湖から直接船で城内に入れるほか、琵琶湖を見下ろす湖面側には大天守と小天守という二つの天守閣がありました。

当時日本に派遣されていた宣教師のルイス・フロイスは著書『日本史』にて豪壮華麗で安土城に次ぐ名城と記しています。

永い間探索も研究もされてこなかった坂本城ですが、1979年(昭和54年)に行われた発掘調査では、10cm-30cmの焼土層が発見されており、これをもって秀満が天守に火を放ち光秀の一族もろとも落城した時のものと考えられています。

坂本城へのアクセス

●最寄り駅
JR西日本 湖西線 比叡山坂本駅から徒歩約10分
京阪電気鉄道 石山坂本線 坂本比叡山口駅から徒歩約15分

●車の場合
西大津バイパス 滋賀里ランプから国道161号経由
駐車場は坂本城址公園に無料駐車場有り

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明智光秀の城「福知山城」

福知山城は、 天正7年(1579)ごろ、丹波平定に成功した明智光秀が丹波の拠点として新たに城を築いたのが始まりとされています。

元々は横山城があった場所で、丹波平定後福知山城として改築したものです。

光秀は福知山城を丹波の拠点と位置づけ、娘婿の明智秀光を城主としました。

縄張りこそは光秀が引いたものですが完成とまではいかず、その後次々と変わる城主たちによって改修され、華麗な完成形となったのは関ヶ原の戦いの論功行賞により福知山城に入城した有馬豊氏によるものです。

明治時代のはじめに廃城令で取り壊され、 石垣と銅門(あかがねもん)番所だけが残されました。

当時の廃城令では貴重な城が沢山姿を消していて、残念としかいいようがありませんね。

近年になり福知山市民の瓦1枚運動などの熱意によって、3層4階の天守閣が、 昭和61年 (1986) 11月に再建されました。

復元された天守閣は初期の特徴を色濃く捉え、石垣も一部は明智時代のものが残っており、福知山市の指定文化財となっています。

城内にある深さ50m (城郭内湛水井としては日本一の深井戸)の「豊磐(とよいわ)の井」は、今も海抜30mの高さまで清らかな水をたたえているとありますから必見の価値があるといえます。

福知山城へのアクセス

天守閣内部は郷土資料館となっています。

開館:9:00~17:00(入館は16:30まで)
休業:火(祝日の場合は次の平日)
休業:12/28~12/31、1/4~1/6

●最寄り駅
JR福知山駅から徒歩で15分。
JR福知山駅から京都交通バスで5分。

●車の場合
舞鶴若狭自動車道・福知山ICから10分
無料駐車場有り

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明知光秀の城「金山城」

丹波金山城 (たんばきんざんじょう) は、丹波攻めの過程で明智光秀が篠山市と丹波市の中間に位置する標高540mの鐘ヶ坂峠の山頂部に築いた山城。

目的は八上城と黒井城の分断にあり、双方が見渡せる位置に築城されています。

城のあったか山頂部には今も野面積みの石垣が断片的に残っています。

また主郭奥には歌川広重の浮世絵にも描かれた「鬼の架橋」と呼ばれる奇岩があり見どころの一つとされています。

丹波金山上へのアクセス

●最寄り駅
JR福知山線・篠山口駅からバスに乗り「追入」バス停下車
●車の場合
若狭自動車道・丹南篠山口ICから15分
駐車場は特になし

登城口から徒歩1時間上り坂をあがった先に金山城址があります。

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2 件のコメント

  • 掲載いただいている谷性寺の隣の畑にある武将像は、明智光秀ではありません。
    多くの人が勝手に思い込んで、明智光秀として紹介されていることに、地元は大変迷惑しています。できれば削除願います

    • ご指摘、ありがとうございます。
      武将のイメージ画像として採用したものですが、まさか谷性寺さんの隣の畑にあるとは思いもしませんでした。
      コメントを書き添えましたので、ご確認頂ければ幸いです。

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