ベトナムと言ったら、小柄な女性がアオザイという民族衣装を着て、頭にはベトナムの円錐形の葉笠を被っている絵を思い浮かべませんか?
アオザイはベトナムの民族衣装ですが、女性を最も美しく見せる衣装としても有名です。
そんなアオザイをオーダーメイドで作ってみたいと考えている人のために、アオザイの値段や種類を調べてみました。
ぜひ参考にしてくださいね。
ベトナム民族衣装のアオザイって?
ベトナムの民族衣装「アオザイ」について、詳しく調べてみました。
アオザイのアオは長い、ザイは上着という意味があります。
女性の民族衣装と思われがちですが、男性用のアオザイもあります。
ただし男性用は、婚礼のときに新郎が着用する正装、または伝統音楽芸能の演奏者に限れらています。
アオザイの由来については諸説あります。
中国のチャイナドレスの影響やフランス文化に触れたことで、現在の形ができたといわれているのが有力です。
アオザイは200年ほど前からベトナムで用いられるようになりました。
南部、中部、北部でそれぞれ特徴が違い、現在見かけるスリットが長いタイプは、ホーチミンなど南部を中心に着られたものです。
北部のアオザイは、4枚の布地を縫い合わせたシンプルなもので、襟はなくゆったりしていました。
女性のボディラインを隠すようなデザインだったという特徴があります。
この布地も、富裕層では5枚の上質な生地を使うなど差別化がされていたようです。
生地は庶民は麻を使い、富裕層は薄絹を用いました。
1930年に入ると、フランス領インドシナの影響を受けて、女性の身体のラインを強調するようなデザインへと変わってきました。
現在の一般的なアオザイは、チャイナカラーと言われる立ち襟と細見のシルエット、腰の上まで入るスリットとゆったりしたパンツというものです。
学校の制服に白いアオザイを着用したり、航空会社のアテンダントの制服としても見かける機会が増えてきたアオザイですが、オーダーメイドで作るのが当たり前だということを知っていますか?
ベトナムの女性は、ボディメイクに余念がなく、年齢に関係なく鍛錬を怠らないのは、せっかく作ったアオザイをいつまでも美しく着るためかもしれません。
アオザイの値段と種類
アオザイをお土産や旅の記念にと考えた場合、値段や種類が気になりますよね。
長いゆったりしたズボンの部分は、クワンと言います。
このクワンは、色によって女性のステイタスが変わります。
日常着は青、未婚の女性は白、既婚者は黒でした。
現在は色や柄、生地まで自由に選び自由に作ることができます。
アオザイは縫製にゆとりを持たせないのが当たり前なので、太ると着られなくなってしまいます。
既製品のレンタルもありますので、自分にあったデザインや色を選ぶためにレンタルしてみた方が良いかもしれません。
アオザイをオーダーメイドで作るときの流れは以下のようになります。
- アオザイを選ぶ
- アオザイの形(デザイン)を選ぶ
- お店で採寸をする
- 出来上がるまで2日~3日待つ
現地のアオザイ専門店で作る場合は、デポジットを支払ったり、パスポートを預けたりする必要があるようです。
観光客専門のお店でオーダーすると、少し割高になる傾向があります。
生地を同じお店で選ぶか持ち込むかでも違いはありますが、日本語が通じる店でアオザイをオーダーした場合の価格は凡そ70USD~100USDくらいになります。
日本円で7000円から11000円程度ということになりますね。
まとめ
アオザイを着るときは、「バスト命」だと思ってください。
形の良い大きめのバストから流れるように続くアオザイが、平らなお腹を覆い長いアオザイがユラユラ揺れてこそ、世界一美しい民族衣装という言葉が成り立ちます。
バストに自信がないという女性は、しっかり詰め込んでしまいましょう。
せっかくのアオザイですから、思いっきり盛っても当然です。
ベトナムの民族衣装「アオザイ」を、あなたらしく楽しんでくださいね♪
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