sup(サップ)って、知っていますか?

stand up paddle(スタンド アップ パドル)の略です。

空気で膨らませたサーフボードのようなものの上に立ち、1本のパドルで操る遊びです。

 

湖を渡ったり、海で島めぐりをしたり、サーフィンのように波に乗ったり、犬と一緒に乗ることもできるし、重りをつけて釣りもできます。

 

supヨガなども開催されていて、より体幹を鍛えられると評判です。

 

初めてのサップ‥‥

日光中禅寺湖で始めてサップに挑戦してみました。

一緒に行ったのは、20代、30代が一人ずつ、50代が二人という会社の仕事の仲間です。

 

感想からいうと、凄く楽しかったけど、凄く悔しかったです。

 

サーフィンやスケートボードの経験があり、スキーもダイスキでした。

国体にも出場した経験がある私は、運動神経だけは自信があったのです。

 

でも、湖に沈んだのは私だけでした。

 

考えてみれば、もう20年くらい運動らしいことをしたことがありません。

体幹や筋力が衰えていることに、始めて気が付きました。

それに、自分が認識している以上に身体が硬いことに驚きました。

 

サップなんて誰でも簡単にできるものだと思っていた私は、ずぶ濡れになって笑いながら、内心とっても悔しかったです。

鍛えなきゃと本気で思いました。

 

さて、そんなサップですが、最初は正座をしてスタートします。

正座の状態のときは、普段からカヌーを楽しんでいるので特に問題はありませんでした。

 

サップのオールの使い方は、カナディアンカヌーと同じです。

大きくターンしたいときは、パドルを自分からできるだけ遠く離して弧を描くように動かします。

小さくターンしたいときは、自分のいる位置を起点として小さく小さくパドルを漕ぎます。

 

次は、膝立ちの姿勢でパドルを操作します。

ここも特に問題なく、前進やターン、バックもできました。

しかし、この姿勢をキープするために、太ももの前側の筋肉にかなり負担が掛かりました。

 

時間の経過とともに筋肉が張りはじめ、時々は正座をして一休みが必要でした。

そして、いよいよ立ってくださいと言われたころには、筋肉が震え膝が笑ってしまって立って姿勢を整えることもできませんでした。

 

そうこうする内に、バランスを崩して湖にドポーンと落ちました。

こうして落ちることを「沈(チン)」と言います。

 

沈するときの注意点は、キャーとかワ~とか、わめかないことです。

大きな声を出しながら落ちると、水を飲んだり水が鼻に入ってしまったりします。

 

私は落ちる瞬間、呼吸を止めることができたので、耳に少し水が入った程度で済みました。

救命胴衣を着けているので、そのまま仰向けに浮いてレスキューを待ちました。

 

「落ち方が上手ですね」とは、インストラクターから頂いた唯一のお褒めの言葉でした。

 

中禅寺湖でサップのコツを掴んだら、来年の夏は松島の島めぐりをサップでしたいと思っていたのですが、当分先になりそうです。

 

でも、とっても楽しかったです。

中禅寺湖の水は冷たくて、透明度が高い綺麗な水です。

周りの山々や、湧き上がる雲を見ながら湖面を滑るのは爽快です。

 

来年は会社の友人たちには内緒で、一人でせっせと特訓しようかと計画していることは、ここだけの話です。

 

サップが人気の理由♪

 

サップが人気になってきた理由がいくつか思い当たります。

まずは必要な道具が安い事。

そして空気で膨らませて使うものなので、空気を抜けば車のトランクスペースで十分持ち運べるという点が考えられます。

 

付属品として専用の椅子もあったりしてカヌーのように使えたり、前述したように釣りやヨガ、サーフィンなどにも利用できます。

 

体験として利用する場合は、2時間程度で5000円から7000円と割高です。

しかし、直ぐに扱えるようになるので、気に入った人は道具を買ってしまったほうが良いかもしれません。

 

私は来年の自分の上達と情熱を天秤にかけて、購入を検討しても良いかなと思っています♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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