御朱印帳を買うと、やっぱり御朱印を集めたくなってしまいます。
そんな時、天狗の絵を描いてくれる珍しい御朱印があることを、夫から聞きました。
テレビ放映されたローカルバスの旅といった内容の番組で紹介されていたそうです。
テレビを殆ど観ない私ですが、メルカリで検索したらその御朱印が売られていて驚きました。
御朱印って、売っても良いものなのかしら?
古峰神社は他とはちょっと違う神社でした
まず、驚くほど山の中でした。
大きな一の鳥居をくぐり、一本道を進みました。
到着したら、そのまま道路を進むと、左手に大きな駐車場がありました。
これは前に行ったことがあるという友人からの情報です。
神社正面の駐車場は狭くて停められないけど、奥に行くと広い駐車場があると教えてもらっていました。
実際、その大型駐車場に停まっていた車は、私の車を含めて2台だけでした。
二つ目のチョッと変わったところは、神社の作りです。
玄関のようなところから、建物の中に入る必要があります。
大きな広間のような場所に祭壇がありました。
そしてその左手には、お守りなどを売っている巫女さんたちが数人いました。
廊下を歩くと、天狗の大きな顔が何個も飾ってあります。
この古峰神社は宿坊でもあるので、予約をすれば宿泊も可能です。
三つ目のチョッと変わったところは、お金儲けの臭いがプンプンしているように感じるところです。
建物の中に囲い込むといった方法もそうですが、御朱印をいただくのに1時間待ちという事に特に金儲けに匂いを感じました。
御朱印自体は2枚書いてくれます。
古峰神社という文字だけの御朱印と、天狗の絵の御朱印です。
合わせて500円というのは良心的です。
例えばもっと人が多い三峰神社などで御朱印を御願いしても、5分程度で番号が呼ばれます。
古峰神社で1時間というのは、絵を描くからというだけじゃない理由を感じます。
実は、古峰神社の敷地内には、古峰園(こみねえん)という日本庭園があります。
入場料300円、鯉の餌100円など、有料です。
1時間の待ち時間と言われれば、当然ここでの時間つぶしは必至です。
日本庭園の中には、お茶や食事ができる建物が3か所あります。
私は茅葺屋根の建物でランチを食べたのですが、酷く不味いうえに接客もがさつでウンザリしました。
天狗の御朱印を貰いにいったので、目的は達しましたが、全体的に後味が良いとは言い難い神社でした。
後味が悪いというのは、私の勝手な印象です。
他の方のブログを拝見すると、古峰園には犬も入れて有難いなどの記事も目に留まります。
御朱印という点では、かなり魅力的な神社だということに変わりはありません。
古峰神社について
古峰神社の後ろには、日光を開山した勝道上人が修行をしたとされる古峰ヶ原(こぶがはら)があります。
古峰ヶ原湿原には、春の花々から秋の紅葉までを楽しむことができるトレッキングコースがあります。
しかし、古峰神社は直接的には勝道上人との関係はありません。
祭神はヤマトタケルノミコトです。
天狗は厄災を払ってくれる祭神のお使いとして敬われています。
実際、廊下の欄干や部屋の壁、外に置かれる石で彫られた天狗まで、大迫力の天狗だらけです。
顔が赤くて鼻が長い天狗を大天狗といい、黒い天狗を烏天狗(からすてんぐ)といいます。
天狗の御朱印は、全部で20種類くらいあったでしょうか。
中には全ての天狗の御朱印を集めるために、頻繁に通っている方もいるそうです。
私が行った時は平日だったため、絵師の人数が少なく、御朱印はお任せで書いていただきました。
週末など、絵師が多いときは、サンプルから好きな絵をお願いすることができるそうです。
私もまた違う天狗を書いてもらいに、秋の紅葉ドライブなんて良いかもなんて考えています。
紅葉なら10月下旬から11月上旬が見ごろらしいですよ。
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