温泉ダイスキな私が、その中でも一番好きなのが群馬県にある四万温泉です。
その入り口にある柏屋さんという旅館が、私の一番のお気に入りです。
1人旅も歓迎してくれるプランがあります。
ご飯も美味しくて、何度でも行きたくなる旅館です。
今回は旅館ではなく四万温泉の魅力を紹介します。
1日のんびり歩けば、四万温泉の隅から隅まで行けるというのどかな温泉街を紹介します。
最初の四万温泉♪
最初は電車の旅がしたいという夫との旅行でした。
この旅行で、夫は産まれて初めて新幹線に乗ったのです。
わずか数年前のことです。
新幹線からレトロな雰囲気を残すローカル線を乗り継ぎ、最後はバスで四万温泉に入りました。
その時は少し奮発して、寝室が別にあり露天風呂がついた部屋に宿泊しました。
着いたのがチェックイン時刻の15時を過ぎていたので、そのまま宿でのんびり過ごしました。
2日目に歩いて四万温泉の中心部まで行きました。
昭和の香りがプンプンする中心部は、射的などの娯楽施設もあって良い感じでした。
街中を歩いていると、地元のおじさんが話しかけてくれたのを覚えています。
私たちが宿泊する少し前に、テレビのロケがあったそうです。
デビ夫人がレポーターだったそうですが、メイクに2時間もかかってしまったらしく、ホテルが準備した朝食は食べることができなかったという話を教えてくれました。
2度目の四万温泉♪
2度目は私が一人で車を運転して行きました。
宿は1回目と同じ旅館です。
中心街の宿で夜遊びをしたい気持ちはありましたが、やっぱり柏屋旅館が好きという気持ちの方が強かったのです。
四万温泉にはインスタ映えするスポットがあちこちにあります。
途中に足湯のあるお土産屋さんがありますが、そこもとても良い雰囲気です。
和カフェもされているので、足湯につかりながら頂くのも、一層美味しくなる秘訣です。
2回目の目的は、足湯でした。
5月に行ったので、まだ始まっていない足湯もありました。
日向地区の四万温泉発祥の地に着いたとき、嬉しい出会いがありました。
四万温泉が好きで度々来るというご夫婦にお会いしたのです。
お二人ともとてもフレンドリーで、1時間近くもおしゃべりを楽しませていただきました。
ひとり旅というと、少し怖いと思われる方も多いかもしれません。
しかし一人だからこそ味わえる楽しみとは、こうした些細な出会いだったりします。
そしていつまでも楽しかった思い出として記憶に残り続けるのも、こうした思いでだったりします。
四万温泉には四万湖というダム湖があります。
人造湖ですが、そのコバルトブルーの美しさは必見の価値があります。
元々、水の成分として含まれる銅イオンが多いという特徴があるそうです。
その銅イオンに太陽光線があたり、四万ブルーと称される色が表現されているそうです。
私が行った頃はなかったカヌーも、この四万湖で楽しむことができます。
カヌーに乗って湖面を渡るときも、この四万ブルーが褪せることはありません。
水遊び系が大好きな私は、次は四万湖でカヌーを目的に、3度目の四万温泉への旅行を計画したいと思っています。
四万温泉とは……
四万温泉は、草津温泉と対で行くことが常識だったという歴史があります。
草津のお湯は酸性が強く皮膚病などの療養には向いていますが、健康な肌に負担を掛けるというネックもありました。
そこで昔の人は、草津温泉の帰り道には四万温泉に寄って温泉で疲れた肌を労わってから帰るというルートが一般的だったそうです。
征夷大将軍坂上田村麻呂が入浴したことで四万温泉の歴史が始まりました。
四万の病を癒す霊泉として有名になり、湯治場として全国各地から人々が四万温泉に訪れたそうです。
日本で初めての国民保養温泉地の指定を受けたのが四万温泉です。
四万温泉中心部に少しだけあるスナックなどのお店を除けば、夜はシンと静まり返った温泉地です。
中央を流れる四万川の音が、時折耳をくすぐっていきます。
また行きたいと思うのは、そんな静かさが好きだからかもしれませんね♪
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