一度は体験してみる価値あり!ベトナムの旧正月テトはいつ?

 

ベトナムの旧正月をテトといいます。

正月そのものの発祥は中国。

今でもそれを継承している東南アジアの多くの国は、新正月と旧正月の両方にそれなりのイベントがあります。

 

しかし、やはり昔から親しまれている旧正月のテトは特別なもの。

一度参加すると、その美しさや賑やかさにきっと虜になるはずです♪

 

ベトナム正月テトとは?

 

べトナムの旧正月、テトを詳しく紹介します。

 

テトは太陽暦の1/21~2/19の間で、旧暦に照らし合わせて決まります。

2018年のテトは、元旦が2/16、テト休みは2/15~2/20でした。

2019年のテトは、元旦が2/5、テト休暇は1/29~2/12の予定です。

 

毎年バラツキが大きいことと、決定されるまでは予定なので注意が必要です。

 

ハノイ、ホーチミン、ダナンといった大都市では、毎年フラワーロードが出現します。

もちろん、地元の皆さんが毎年準備をしてくれるものですが、色とりどりの南国の花々が咲き誇る様は圧巻です。

 

あちこちで様々なイベントも開催されます。

ブックフェアやベトナムの歴史をパネルで展示したもの、ベトナムの民族舞踏などもこの時期には見ることができます。

 

このフラワーロードは、開催期間中は歩行者天国になるため、バイクや車に翻弄されることなくのんびり歩けます。

 

また、テトは夜が本番ともいえます。

爆竹を鳴らしたり、パーティースプレーをあちこちにかけて回ったり、ビールを飲んでバカ騒ぎをしたり・・・

 

日本の厳粛な正月風景とは違い、ハチャメチャな雰囲気の賑やかなテトの夜を楽しめます。

 

大晦日には、「おこわ・ぜんざい・茹でた芋・神服」などを2セット準備し、一つは自分たちの先祖の霊の供養にささげ、もう一つは身寄りのない魂へのお供えとして軒下におきます。

 

元旦は家族と祝い、二日目は友達や親族とテトを祝い、三日目はもう一度先祖の霊に感謝するというのが、お正月三が日のテトの過ごし方です。

 

日本とベトナムの正月 共通点は?

 

一見、まったく日本の正月とは違うテトですが、実は共通点もいくつかあります。

 

日本と同じように、正月3が日は基本的には休みです。

最近は、観光客の多い商店街は休まず営業しているところも増えてきたようです。

 

テトを迎える直前になると、あちこちの市場は買い物客でごった返してきます。

旧年の邪気を払うため、家じゅうを掃除し、カイネオという竹の一種を立てる風習がある地域もあります。

日本の年末大掃除と門松に似ていませんか?

 

子供たちはお年玉をもらい、元旦にはお寺に参拝にいき商売繁盛や無病息災を祈ってロックというお守りを買って帰ります。

ここも、日本の初詣やお賽銭、お札などに似ていますね。

 

田舎に実家がある人達は、帰省して家族と一緒に正月を迎えます。

新正月は遊びに徹するというベトナムの人たちも、テトは家族でという習慣も日本人にもなじみ深いものです。

 

まとめ

 

ベトナムの旧正月テト、いかがでしたか?

 

・テトの時期は毎年違う

・テトの期間中は見事なフラワーロードができ完全歩行者天国となる

・テトは夜が本番

・仏教を信心する人が多いベトナムのテトは日本に似た風習が沢山ある

 

「ザ・祭り」的な雰囲気を持つ賑やかなテトを、一度体験してみるのも楽しいですよ。

もしかしたら、テト中毒になってしまうかもしれませんね。

テトを目指してベトナムを訪れる観光客が増えていたり、リピーターが多かったりするのも頷けます。

 

賑やかでハチャメチャなだけではなく、家族を想い先祖を敬う心が根底にあるベトナムのテト。

その表裏一体の雰囲気が、ベトナムのテトを形作ってエキゾチックな空気を溢れさせているのだと思います♪

 

 

 

 

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