龍馬と志士と遊女が歩いた京都の龍馬通りともう一つの龍馬通り

 

龍馬通りという名の通りは、少なくても2か所あるようです。

龍馬の生き様に憧れる人が、それだけ多いということでしょうね。

まずは、大本命の京都の龍馬通りを、続いてチクッともう一つの龍馬通りもご紹介します♪

 

京都の龍馬通りについて

 

坂本龍馬が最初に襲われ逃げおおせた寺田屋。

その直ぐ近くにある蓬莱谷橋の北側から、幅3mの石畳の道が続いています。

この道を龍馬通りと商店街といいます。

 

つい最近まで、ここは南納屋町商店会でした。

本体はそのままですが、平成5年に法人化したのを機に、幕末回廊として整備を進めてきました。

 

平成8年には石畳の道やレトロな街路灯を整備し、それぞれの店の壁もそれに合わせて修復したりして今に至ります。

 

龍馬館には龍馬グッズや土産品、姉妹提携している高知の桝形商店街からの商品を販売していたりもします。

 

実際この通りの歴史は300年という古いものです。

300年前、中書島に遊郭ができ、そこで働く遊女のための雑貨や着物などを扱う商店街でした。

 

そして、寺田屋が近いこともあり、維新の志士たちが頻繁に歩いただろう通りであることは間違いありません。

寺田屋といえば、後の龍馬の妻となるおりょうさんが、身体を張って龍馬を逃がしたことで有名です。

今でもそんな二人を慕って寺田屋にくる観光客が沢山います。

 

寺田屋旅籠の建屋が見学可能です。

営業時間:10:00~16:00(受け付けは15:40まで)

 

鳥羽伏見の戦いで激戦地となった場所に立っていた寺田屋は、その時焼失しています。

現在の建物は、当時の建物の西側に明治期になってから建て直したものです。

 

寺田屋から少し歩くと、龍馬を描いた店舗シャッターアートを見る事ができます。

幕末維新回廊をテーマに、伏見風呂屋町商店街・伏見大手筋商店街・納屋町商店街・油掛商店会・竜馬通り商店街・中書島柳町繁栄会・中書島繁栄会を中心に、京都造形芸術大とのコラボで描かれています。

 

坂本龍馬は、本来は武器商人です。

商才が抜きんでていたことで、やがて維新の扇の要のようなポジションに立つことになったのでしょう。

そんな龍馬の商才にあやかって、京都の商店街も賑わっているようです。

 

もう一つ、長崎にも龍馬通りがあります。

 

長崎市の寺町通と深崇寺の間から長崎の龍馬通りは始まります。

龍馬ゆかりの亀山社中跡を通り、風頭公園に至る石段まじりの坂道がそれです。

坂の途中には、一休みできるよう腰かけ石が用意されていたり、市街を見渡せるポイントには、大海原に漕ぎだそうとしている龍馬のブーツのオブジェが置かれていたりします。

 

「亀山社中ば活かす会」の方たちが詠んだ川柳が楽しく道案内をしてくれています。

 

京都の龍馬通りだけではなく、坂本龍馬の全盛期「亀山社中」を訪れてみたいという人に、アクセスを紹介します。

 

目指す停留所は、新大工町電停になります。

路面電車で新大工町まで10分。

県営バスでは、新大工町まで14分ほどかかります。

 

長崎駅から車で行くなら10分。

長崎バスは、風頭山バス停で下車、所要時間30分程度となります。

 

 

龍馬通りの行き方

 

京都龍馬通り商店街への行き方を紹介します。

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京阪電車「中書島」北改札口 徒歩5分です。

車の場合は、大手筋北駐車場がお勧めです。

昼間8時~20時の間は20分100円です。

その他、コインパーキングが近隣に沢山ありますので、探してみてください。

 

 

龍馬通り商店街まとめ

 

はかま姿にブーツを履いて、坂本龍馬が歩いた龍馬通り商店街。

もしかしたら、大好物の軍鶏もここで買ったのかもしれませんね。

 

レトロな街並みは、平成になってから演出されたものですが、通りの歴史は本物です。

 

龍馬とおりょう、そして志士たちが闊歩した龍馬通り商店街と幕末維新回廊を歩いて、彼らの情熱を感じてみてはいかがでしょうか。

 

 

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