ベトナム北部、トンキン湾北西部にあるハロン湾は、1994年に早くもユネスコ世界遺産に登録された景勝地です。
大小約3000以上もの奇岩がハロン湾に浮かぶ様は、とても神秘的です。
ベトナム北部に出かけたら、ハロン湾を一度は見てみたいという人も多いのではないでしょうか?
今回はハロン湾と、ハロン湾を最高に楽しめるハロン湾クルーズについて紹介します♪
ハロン湾とは?
ハロン湾には神話があります。
大昔、中国が攻め込んで来たとき、竜の親子がハロン湾に降り立ち、戦いの中で宝玉を吐き、それが岩になって海に突き刺さったというものです。
ハロンという地名は、ハ(竜)ロン(降り立つ)から来ています。
また数世紀前までは海賊の隠れ家として利用されていました。
モンゴル帝国が侵攻してきた際は、軍事要塞としても利用された歴史があります。
日本の瀬戸内海同様、島が点在する場所は常に海賊の隠れ家というのが世界の常識のようですね。
地質学的には、中国の桂林地区から続く石灰岩の台地が氷河期に沈み、残った部分が雨や風で浸食されてできたものです。
ハロン湾は、海の桂林ともいわれています。
太陽の位置によって、島々の輝きが違って見えます。
雨、霧などでも趣が変わり、まるで別世界のような風景を見せてくれます。
朝日や夕陽、星空を背景にしたハロン湾も、必見の価値があります。
そんなハロン湾は、クルーズがお勧めです。
ハロン湾でクルーズ
一番一般的なのが、ハノイからのバスの送迎とハロン湾クルーズがセットになったタイプです。
ハノイからハロン湾までは凡そ170㎞もあり、悪路もあることから安易なツアーの選択はお勧めできません。◎2018年9月頃に高速道路も開通され、ハノイからハロン湾までの距離も短縮されたようです。
クルーズの種類も、日帰り、1泊2日、2泊3日があります。
日帰りの場合は、朝8時頃ハノイを出発します。
昼前にはハロン湾着となり、クルーズ船に乗り込んでからランチになります。
3時間~4時間かけて湾内をクルーズしますが、その間に立ちよる場所はツアーによって異なります。
夕方クルーズ船を降りてハノイに向かい、帰着は20時頃になるのが普通です。
1泊以上のクルーズの場合は、クルーズ船で宿泊します。
日帰りでは行けない遠くまでクルーズできますし、ハロン湾内の探索も細かく丁寧に楽しめるのが魅力です。
何より、サンセットや星空のハロン湾をクルーズ船から眺めて過ごせる贅沢は、何にも代えがたいものになるはずです。
ハロン湾クルーズは、現地旅行会社で申し込むことができます。
代金は、英語ガイド付きツアーが日本語ガイド付きツアーのおよそ半額。
しかし、日本語ガイド付きのツアーはカヤックや鍾乳洞探検などのアクティビティも充実しています。
英語ガイド付きツアーは、色々な国からの観光客が利用するので国際色豊かです。
安心安全を求めるなら日本語ガイド付きツアーを、旅の醍醐味をもっと味わいたいなら英語ガイド付きツアーがお勧めです。
まとめ♪
ハロン湾クルーズの際は、動きやすい服装をしましょう。
日焼け止め、サングラス、帽子なども必需品です。
ハロン湾クルーズの現地料金を参考に掲載しておきます。
日帰り:70万ドン~78万ドン前後
1泊2日:200万ドン~300万ドン前後
2日3日:400万ドン~600万ドン前後
船のグレードや、オプショナルツアーによって差が出ます。
ちなみに、2018年11月現在のレートは、1万ドンは48.81円です。
2泊3日、バス送迎付き、ハイグレードなクルーズ船をセレクトした場合の金額は、日本円で29,286円って、嘘でしょう!!!な価格です。
ランチもディナーも宿泊代も込ですよ。
これは絶対1泊2日以上のクルーズ参加ですよね!
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