NHKの公式発表で、2022年の大河ドラマは「鎌倉殿の13人」に決まったことが公開されました。
主演は、北条義時役の小栗旬さん。
脚本はNHK大河ドラマ3本目となる、三谷幸喜さん。
それにしても早くないですか!
2020年の大河ドラマがやっと公開。
2021年の大河ドラマは、まだクランクインもしていないこの時期。
もしかしたら、NHK大河ドラマ史上、最速の発表時期かもしれません。
北条義時とは
物語は平安時代から鎌倉時代に変わろうとしていたころに始まります。
北条義時は尼将軍で知られた、北条政子の弟です。
北条義時が生まれた1163年は、源頼朝は島流しにされたままでした。
その島で出会ったのが北条政子だったのです。
実はこの北条家は、平家側の人間でした。
北条政子の父親は、二人が恋仲に落ちたことを最初は許してはいませんでした。
しかし政子の気性の激しさもあり、やがては二人の結婚を認めました。
この関係で北条義時は、源頼朝の側近になったのです。
そしてやがては幕政を握り、姉を尼将軍と呼ばれるまでに押し上げた立役者です。
北条義時は承久の乱でも知られています。
朝廷と幕府が戦い、初めて武士が朝廷に勝った戦いでした。
承久の乱とは、後鳥羽上皇が朝廷の政治復権を目指し、鎌倉幕府の執権だった北条義時を倒そうと起こした乱です。
その戦いに勝ったことで、長い武士の世が始まったのです。
鎌倉殿の13人とは
鎌倉殿とは鎌倉幕府を開いた源頼朝以下、鎌倉幕府の歴代将軍を指します。
そもそも「幕府」という呼称は、江戸中期以降に用いられるようになった言葉です。
鎌倉幕府の将軍は、鎌倉殿。
室町幕府の将軍は、室町殿と呼ばれていました。
ただし2022年NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の場合は、2代目将軍・源頼家のことです。
彼が若さゆえの力みが幕政を危うくします。
それを支え、日本で初めて合議制を政治に取り入れたのが、13人の家臣たちでした。
13人とは、大江広元・三善康信・中原親能・二階堂行政・梶原景時・足立遠元・安達盛長・八田知家・比企能員・北条時政・北条義時・三浦義澄・和田義盛らをいいます。
鎌倉幕府第二代将軍・源頼家没後、彼らは分裂し、勢力争いを繰り広げた結果、北条義時が幕府の実権を握るに至ります。
ただし13人で実際に合議されたことは、なかったようだと伝わっています。
数名の家臣と将軍・頼家が話し合い、頼家が判断を下すというのが通例だったとみられています。
「鎌倉殿の13人」に原作はあるのか?
北条義時の生涯を描いた小説などは、沢山あるようです。
2022年NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」については、脚本が三谷幸喜さん。
三谷さん独自の、ストーリー展開がされるものと思われます。
三谷幸喜さんは、次のようにおっしゃっています。
「このドラマが2022年にオンエアされて、その年の暮れぐらいになると、もう日本中の皆さんが13人全員の名前を言えるようになると確信しております。」
北条義時を中心に、13人の家臣団たちのストーリーがメインに展開されていくことが予想されます。
この役は誰?
北条義時の妻・姫の前は、すごく美しい女性だったそうです。
しかも北条義時のアピールに見向きもせず、見かねた将軍・頼朝の2人の仲を取り持ったという話もあります。
まだ誰が演じるか分からない美しい姫の前と、小栗旬さんが演じる北条義時の、恋話もストーリーに加わるのでしょうか。
そして北条義時と手を取って鎌倉幕府の舵を取る尼将軍・北条政子は誰でしょう?
これら主要キャストの発表も楽しみなことろですが、三谷幸喜さんは「脛に傷持つ人は、話がいっても断ってくれ」と言ってます。
最近の麻薬がらみのすったもんだに、神経をとがらせているのでしょう。
それも仕方のないことではありますが、ピッタリ!と思えるキャスティングを、楽しみに待ちたいと思います。
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