2020年NHK大河ドラマ「麒麟が来る」が、予定通り6月に入りクランクインとなりました。
麒麟が来るの美濃編としてキャスティングされたメインの俳優さん、女優さんたちが、豪華な衣装を着ての記者会見を見た人も多いことでしょう。
ここで筆者も、自分なりの感想を書いてみたいと思います。
6月3日からスタジオセットでの撮影がはじまりました。
ファーストシーンは、美濃時代の主君、斎藤道三を演じる本木とその娘・帰蝶役の沢尻と戦況を話し合う場面だそうです。
今までの大河ドラマは、産まれた頃から成人するまでのシーンが冒頭にあるのが通例で、興ざめしてしまうこともありました。
今回はどんなシーンでスタートするのでしょうか。
明智光秀役長谷川博己さん「期待以上のものがお見せできると思います」
NHK大河ドラマ初になる4kでの撮影ということもありますが、「期待以上のものがお見せできると思います」という主演・長谷川博己さんの言葉には、一視聴者である筆者もワクワクします。
来年放映開始の「麒麟が来る」の人物像に迫ろうと、今年は早い段階から彼らの人となりを調べてきました。
特に主役となる明智光秀については、知れば知るほどもっと詳細に知りたいと思う気持ちが止まりません。
今月3日に撮影が始まった主人公・明智光秀役の長谷川は、「すごいセットで、大河はスケール感が違う。ものすごく心が躍動しています」と笑顔で記者たちに応じていました。
心が躍動する仕事をされていることに、会社員の私は羨ましさを隠せません。
ただ、その躍動感がきっと画面を通じて私たちにも届くのでしょう。
光秀の叔父(父の弟)、明智光安役の西村さんは、『真田丸』(2016年)に続く名言を募集中とのこと。
真田丸では「黙れ小童(こわっぱ)」と恫喝するセリフが話題になっていました。
「皆さんのお力で、『あいつに吠えさせろ』と強くリクエストしてただけたら。何卒よろしくお願いします」と報道陣に呼びかけて笑いを誘うなど、和気あいあいとした会見でした。
既にチームワークが良さそうな気配を感じます。
ところで衣装が今までになく華やかだと印象を受けました。
これについては、4k放送を考えてという理由もあったようです。
しかし考えてみれば、この少し後である豊臣政権下での映像は煌びやかなことが多いですよね。
室町幕府も15代にわたり長く続いた安定政権でしたから、文化的にも豪華さを増したと考えることもできます。
赤は紅花からしか抽出できなかった時代なので、色としては貴重で高価だったそうですが、それ以外は色とりどりの衣装があったと考えても良いのかもしれません。
実は余裕のNHKサイド・・・なぜ?
数々の映画やドラマで主役をこなしてきた長谷川博己さんは、現場でも気負いがなく非常に落ち着いた状態だそうです。
加えて現在放送中の『いだてん~東京オリムピック噺~』は4月28日放送の第16話で大河史上ワースト視聴率となる7.1%を記録しています。
人気の戦国物ということもあり、これ以上悪い数値は出ないと、ある意味開き直っての余裕ではないでしょうか。
2020年のNHK大河ドラマが「麒麟が来る」であることが昨年5月に発表され、主人公は明智光秀と公表されました。
当時は光秀では数値が取れそうもないから、数多の戦国武将たちと一時代を織りなす戦国群像という立ち位置ではないかといわれたりもしました。
しかし次第に明智光秀自体が熱を持ち、各ゆかりの地も早い時期から沸騰し始め、かなり勢いがついてきたのではないでしょうか。
筆者も、今まで自分が知っていると思っていた明智光秀とは違う人物だったことを知り、新しい光秀に出会うことを心待ちにしています。
また謎が多い人物だけに、ドラマではその謎をどう描くのかも興味深々。
原作本はなく、脚本は第29作『太平記』を手がけた池端俊策氏のオリジナルです。
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