前回の麒麟が来る「聖徳寺の会見」のリアルタイム視聴率は、15.4%と好調が続いています。
物語がいよいよ本編に差し掛かってきて、人物像なども一人一人が際立ってきた感じがします。
それにしても、コロナ禍の影響で撮影はストップしたまま。
本来であれば放送予定のなかったオリンピック期間中を、どうしたらいいのか頭を悩ませていた最中だったのではないでしょうか。
現在放映中の「麒麟がくる」も、どこまで撮影が進んでいるのか気になるところです。
目まぐるしく画面が変わる展開だったため、強烈な感想はあまり見かけませんでした。
斎藤道三の息子・義龍の視野の狭さに、家督を相続する器があったのは、帰蝶ではないかという感想がチラホラ。
その義龍の母・深芳野が、14話で亡くなったことで、道三と義龍の亀裂がより深いものとなってきます。
4/26の15話は、「道三、わが父に非ず」です。
どんなストーリーだったのか、紹介します。
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麒麟がくる 第15話 「道三、わが父に非ず」ネタバレと感想
母上は、血を分けた自分が家督を継ぐことを望んでおられました。
そんな義龍(高政)の言葉を、道三はあっさり承諾します。
最愛の深芳野を失ったことで、仏門に入りたいと考えたからです。
ちなみに道三という名は、仏門に入るための名前です。
家督相続を受けた義龍は、今川に味方する清州城の織田彦五郎達と密書を交わし、信長妥当を企てます。
斎藤義龍は、近い将来、織田信長と衝突することになる。
それを案じた帰蝶は、道三の次男・孫四郎を光秀に向かわせました。
帰蝶は、兄義龍を美濃の守護代に尻ぞかせたい。そのために、光秀に先陣を切ってほしいとのことです。
しかしわずか2,3か月の義龍を見ただけで、判断は下せないとして断ります。
その後、今度は新領主になった義龍に呼び出されます。
帰蝶に、孫四郎を担ぎ出すなと釘を刺して来いという命令でした。
困った光秀は、道三に会いに行きこういいます。
「道筋を無視して家督を譲ったのが、間違いの一つではないでしょうか」
織田との和睦は、今後どうするのか?
すべてを義龍の考えに任せるのか?
そう問うた光秀に、道三は答えます・
「信長も義龍も、強ければ生き残るというだけだ。信長は、そう簡単には負けはせん」というのです。
もし、清州城の織田彦五郎にあっさり負けるようであれば、身一つで帰ってこいと言ってあるというのです。
そのころ、信長は清州城の突然の混乱に付け込みい、叔父・織田信光を味方にし織田彦五郎を打ち取ります。
叔父・織田信光を味方にしたのは、ほかならぬ帰蝶の活躍でした。
ここでも、帰蝶を演じる川口春奈の、ニンマリしたほくそ笑みが光りましたね。
さすが道三の娘です!
彦五郎が敗れたことで、岩倉城以外が瞬く間に信長に落ち、それを知った義龍は動揺します。
そして、道三の正室の子・道三の次男にあたる孫四郎を亡き者にしようと画策します。
長期の病気で起きあがることもできないふりをして、見舞いにきた弟たちを切り捨てます。
道三の堪忍袋が、ここで切れました。
「許さん!」…ここから、美濃を真っ二つに分けた戦いが始まるのです。
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