ロケ地を探していると、あっちこっちで撮影していることが分かり、驚きです。
たった数分のドラマの流れを作るのに、こっちで数分、あっちで数分、また移動して・・・みたいな。
帰蝶役の撮り直しや、コロナ禍の撮影休止など、どれだけ大変だったのかと思い知らせれます。
今回は道三が息子・義龍によって殺された長良川の戦いのシーンを調べてみました
馬に乗って山道を駆ける明智光秀のシーン
どこにでもありそうな山道だったので、まさか栃木県の壬生町だったとは思いませんでした。
ドラマを見ていた人の中には、うちの近所か?などと思いを巡らせていた人もいたのではないでしょうか?
このシーンは、いつの場面だったかなぁ・・と、再度放送を見直してみたくなるのは否めません。
長良川の合戦シーンはどこ?
道三が壮絶な死を迎えた河原は、栃木県真岡市を流れる鬼怒川の河川敷です。
対岸は上三川町というポイントです。
まったく位置が特定できませんが。。
真岡市近辺は、いちごの生産地としても栃木県有数の場所です。
いちご狩りを楽しめる大型ハウスも多く、出演者たちにもふるまわれたのかもしれません。
栃木県民に、「万ぷー」といって親しまれる一万人プールや、バラ園などを有する井頭公園があるのも、この真岡市です。
真岡鉄道には、蒸気機関車が走り、撮り鉄の皆さんには人気のスポットにもなっています。
鬼怒川を覚えてますか?
2015年、北関東や東北に集中豪雨が襲い、鬼怒川と小貝川が決壊し、未曾有のの大水害をもたらしました。
鬼怒川は、鬼怒沼に端を発する川で、昔は絹川とも呼ばれた時代があったそうです。
しかし度重なる氾濫があり、明治になってから鬼怒川と改名されたといわれています。
鬼怒川といえば、温泉で名前を知っているという人も少なくないでしょう。
温泉地である鬼怒川には、鬼のモニュメントがあります。
一方、真岡市は、関東平野の始まりの土地ともいえる場所で、川幅はもちろん、河原も広さを増す位置にあります。
今回のロケも、そんな広さゆえに選ばれたのかもしれません。
それにしても、よくこんな場所を見つけるものだと関心してしまいます。
フィルムコミッションとは
今回の麒麟がくるの撮影をサポートしているのが、栃木フィルムコミッションという団体です。
このフィルムコミッションは、エキストラを募集したり、情景に適切な場所はないか、登録しているメンバーに連絡し、ロケ場所を探したりもします。
時代劇は特に大変だそうで、家や電柱、鉄塔などが見えるのは絶対NG!
場所が特定できてしまうような、山影などもないほうが望ましいそうです。
また、エキストラに参加するにしても、数時間前から衣装をつけたり、髪をセットしたりと、驚くほど念入りに準備をします。
合戦の準備であれば、当時の具足をつけたり、ボロボロの草鞋を履き、足を泥で汚したりなども、念入りに行われます。
で、放送日に見てみると、足元しか映ってなくて、どの足が自分かなんて分からないと、参加した人に聞いたことがあります。
それでも自分がエキストラ出演した内容や場所を話したくて仕方のないところですが、一斉にかん口令が敷かれ、他言しないという誓約書にサインをしなければいけない場合もあり、しゃべらないという苦しさがあるとのことでした。
麒麟がくるの最初のテロップにも、撮影協力として栃木県塩谷町などが記載されていました。
塩谷町の撮影風景はあるものの、本当に全くどこでも同じじゃね!?という場所なのには驚きます。
麒麟がくるは、今後も、栃木県でのロケがあるのかもしれません。
最終回を迎えるまで、目を離さないよう「麒麟がくる」を見守りたいと思います。
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